こんにちは。
可愛いネコちゃんを撫でるのは家族にとっての至福のヒトトキ、という方も多いのでは?
気持ち良さそうに目を細めてノドをグルグルと慣らしている子をみているとみんな思わず笑顔ですよね!
しかし、気持ち良さそうにしていた猫ちゃんが突然引っ掻いたり噛んだりしてきたりする、そんな経験をされた猫ちゃんオーナーの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな猫ちゃんの行動、愛撫が攻撃行動を引き起こす理由についてまとめてみます。
※攻撃行動の大まかな種類についてはこちらを参考になさってください。
あなたの猫ちゃん、ほんとうにナデナデが好きですか!?
猫へのナデナデが原因の愛撫誘発性攻撃行動 (Petting Related Aggression)
ネコは基本的に撫でられるのが好きですよね。
私も含めて家族である人間も猫をナデナデするのが好きな人が多いと思います。
時には猫ちゃんが自分からすり寄ってきてナデナデを催促したりしますよね。
猫的には「ねぇ、さわって〜」なのか 「さわってもいいよ〜」なのかは分かりませんが(笑)
実際、過去に当サイトでも紹介しましたが触ることはとても有効な健康管理の方法と言えるんです。
Licking、英語で舐めるという意味ですが、牛の研究で、母親に舐められた子供はそうでない子供にくらべて免疫力が3倍高くなっていた、という事実もあります。
(リッキングやマッサージについての過去ブログはこちら)
それにニオイを相手につけたりすることで愛情表現の方法としての役割もあるんです。
でも、、、
猫ちゃんを触っていたら急にうなり声をあげたり、引っ掻いてきたり、時には噛み付いたり。。
そんなケースが頻発して怖い思いをされた方や触るのを躊躇している方もいるのでは?
特に自分から触らせにきておいて急に怒るなんてこともありますから、
我々からしたら「なんて自分勝手な!!!」といら立つこともありますよね!?
そんな行動は撫ですぎが原因ということで、愛撫誘発性攻撃行動と呼ばれています。
ちなみに、以下の動画では触られるを嫌がっている行動がみられますよ。
ではこの愛撫誘発性攻撃行動は何故起こるのでしょう?
簡単にいうと、
猫ちゃんがだしている「もう十分だよ〜」というサインを見逃しているのです。
「もう止めて!!」というサインの場合もあります。
猫 「触ってもらって嬉しかったけど、もういいや。止めてね」
このシグナルに気づかずに触り続けていると、いい気持ちから一転。
猫 「いつまで触ってるの!! もう止めてって言ってるでしょ!!!!!」
怒りモードに突入です。
我慢の限界に達すると攻撃にうつる、ということです。
そして、ナデナデを嫌がる主な原因が次の2つですね。
- 時間が長い
- 撫で方が気に入らない
時間が長い、というのは分かりますよね。
我々の場合で、仮にマッサージが必要以上に長いと不快になるのと同じですね。
撫で方についてはいかがでしょうか?
例えば、力が強すぎませんか?
強すぎると不快になるのは人間も同じです。
例えば、同じ所をずっと撫でていませんか?
ずっと同じ箇所をこすられていると他の場所がいいのに、となりますよね。
また、猫ちゃんの毛に静電気が溜まることもあります。
このようなことでナデナデがイヤになるんですね。
愛撫誘発性攻撃行動の対策例とは?
ではナデナデ中に攻撃されないようにするには?
まず、猫ちゃんのストレスシグナルを見逃さないことが大切です。
主なシグナルはこんな感じです。
- シッポを横に振る
- おなかを横にする
- 耳を寝かせてる/耳を前後に動かす
- 顔を人の手に向けようとしてくる
- 瞳孔が拡大する
これらがみられたら、触るのをやめて様子を見てみましょう。
これで大抵の攻撃行動を回避できます。
その他には触られても平気なようにしておくということです。
猫ちゃんの身体に触れることは健康管理の面でも非常に大切です。
日常的に触れることで異常があれば気づきやすい、と言えるからです。
そのため、どんな場所もある程度は平気に触らせてくれるようにしておくことが大切だと思います。
成猫からでは少し難しいですが、子猫と暮らしている方は是非スキンシップを適切にとって触られることに平気にしてあげておいてください。
例えば、触ったらご褒美など、触られることと嬉しいことや良いイメージを関連づけてしまうことで触られることを好きにしてもらうことが可能です。
まとめると?
ということで、愛撫誘発性攻撃行動がみられる猫ちゃんに対しては、以下の方法を試してみてください。
- イライラのシグナルを見逃さない
- 触り方や時間を工夫してみる
- 子猫のときから触られることを良いことと認識させていく
是非試してみてください。
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